昨年はコロナの影響で中止となり、本日2年ぶりに事例研究発表会が開催されました。今年の発表は6チームです。この発表のために4月(チームによっては昨年から)から、研究及び実践をすすめてきました。以下、事例研究発表のご紹介です。
1.チーム:Siziu(シジュ-) 在宅福祉課① 『ヘルパー×自宅入浴』~われ家(え)の湯さ入(へ)りで~
ホームヘルパーが訪問先の家庭のお風呂で入浴を入浴を行っていくための事例。施設での入浴とは違い、一般家庭の浴槽は危険が一杯です。また、リフトなどの器具も無いため麻痺など障がいを抱えれている方が安全に入浴をしていただくための実践発表でした。我々職員も、施設外で活躍しているヘルパーの仕事をみることはありませんので、同僚の仕事の内容を理解する意味でも良い機会となりました。
2.チーム:SIGNAL 施設福祉課① 『口腔ケアは大切??』
ぶなの園では月二回さわうち病院の歯科医が訪問してくださり、利用者の口腔衛生、口腔機能について診察をいただいてます。今回の発表は医師から指導いただいた内容を実践していくための取り組み、誤嚥性肺炎の予防のための取り組みなど実践内容の報告がありました。口腔ケアを通して身体全体の健康維持ができるように継続して実践していきます。
3.チーム:Going My Way 施設福祉課② 『食事形態について』~住民のためのよりよい食事の提供をめざして~
厨房のスタッフによる発表です。昨年度より厨房直営化となり、徐々に業務に慣れてきたことから、個々の身体状態に沿った食事を提供してきた取り組みの紹介です。咀嚼や嚥下の状態に合わせ主食形態が5パターン、副食形態が6パターンで提供しています。摂食嚥下リハビリテーション分類表に沿い統一したトロミの調整や、形態の見直しの実践でした。いつまでも美味しく食べていただくために、より個々に沿った食事提供をしていきます。
4.チーム:CCB かたくりの園 『職員の為は利用者の為である』~休憩時間を考えてみた~
やすらぎ会では昼休憩1時間の他15分休憩があります。その15分間の休憩を取ることができないことが課題でした。業務から離れて少しの休憩を挟み心身の疲れを癒すことができたら、より良いサービス提供に繋がるのでは?と組織で取り組んだ事例です。休憩を取るために業務改善(休憩時間の変更、業務内容の精査等)を行いました。また、相互で休憩が取りやすい雰囲気も組織に流れ始めました。実践を通してチームワークも良くなった、かたくりの園でした。
5.チーム:ネーツミヌ(モンゴル語で仲間) 施設福祉課③ 『永続的に外国人実習生を受入ていくために!!』
やすらぎ会では、今年の1月から外国人技能実習生の受入れを行っています。事例では実習受入れまでのながれや、施設で準備したこと等あらためて時系列でまとめました。また、受入れ前に職員が抱いていたイメージと8カ月が経過しての現在の思いをアンケート調査した報告がありました。職員としては、外国人技能実習生を育てるという意識が芽生え、順調に技能を身に着けていることが報告されました。
6.チーム:Seven Stars 在宅福祉課② 『いきいきプラザ』~青春の輝きをもう一度~
認知症対応型デイサービス(以下、デイぶな)職員による、アクティビティ活動を報告した事例です。デイぶなは1日の利用者が10名と小規模のデイサービスで、ゆったりとした時間を過ごしていただいてます。午後からの活動の取り組みについて実践を行いました。体操、レク活動、園芸、創作活動など様々な活動を提供し残存機能の維持をはかっています。新しい環境に馴染むことが負担となる、認知症を抱えた利用者の方が、なじみの地域で人々との繋がりを保ち続けれる場所を目指していきます。
審査員:新田由香里(西和賀町健康福祉課課長)、廣田広(西和賀町社会福祉協議会事務局長)より公平な審査をいただきました。
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優秀賞 チーム:CCB かたくりの園 『職員の為は利用者の為である』~休憩時間を考えてみた~↓
そして、最優秀賞は・・・ チーム:ネーツミヌ 施設福祉課③ 『永続的に外国人実習生を受入ていくために!!』↓
優秀賞のかたくりチームは、利用者の方いる中での休憩時間の取り方の難しさ課題にチャレンジし、組織として取り組んだことが評価を受けました。また、最優秀賞の特養チームは外国人技能実習生の受入れについての取り組みについて、担当ごとに詳細をまとめ役割りについて分かりやすかった点が評価を受けました。
来年はより充実した内容を報告できるように、各部署でチャレンジをしていきます!