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第20回 やすらぎ会事例研究発表会(速報)終了しました。

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令和5年10月20日 18時15分~開催

1.理事長あいさつ :社会福祉法人やすらぎ会 理事長 佐々木一

2.審査員紹介:西和賀町社会福祉協議会総務企画課長 廣田広様、西和賀町健康福祉課課長 新田由香里様

 

【 発 表 】今年度は5組エントリー

①チーム:hisayo tonic(施設福祉課)『皮膚トラブルをブロック ~かゆいのかゆいのとんでいけ~』高齢になると、皮膚が乾燥しやすくなり様々なトラブルが発生する。(かさつき、痒み、湿疹等)伴い、ひっかき傷等による二次被害も生じる。また皮下出血も起しやすい。いずれも、皮膚の水分や皮脂が減少したことによるものである。そこで、予防のために『保湿成分を与える』ことが重要と考えて実践を行った事例。普段は入浴日のみの保湿だが、毎日の保湿により、肌の状態が目に見えて良くなった。(内出血に効果があるは、確認できなかった)継続して保湿に務めていく。(18:32)

②チーム:going my way(施設福祉課)『ドリップ問題の解決方法~住民のためによりよい食事の提供を目指して~』厨房で冷凍の肉や魚を調理した際に、食材からでるドリップ(細胞内の氷が解けて水になり、傷ついた細胞から流れ出す液体)による生臭さに悩まされてきた。そこで、解消のためにさまざまな実験を繰り返してきた事例。検証の結果、ドリップ除去のために片栗粉をまぶして、水分を吸わせたあとに綺麗に洗い流す。マヨネーズや香草を使用して風味を出すと美味しく仕上がる調理法に辿り着く。(18:45)

③チーム:5G(在宅福祉課)『明日も利用者を受け入れるために~デイ休止から学んだ、感染マニュアル作成への取り組み~』新型コロナウイルス感染症が流行してから、デイサービス迎えの際に体温確認や健康チェックを行っていたが、4月にサービス利用中に1名の利用者が発症。その後に職員や他の利用者(計4名)に感染したため、8日間のデイサービス休止となった。今後、同ケース発生時においても休止することなく、サービスを提供していくために検証を踏まえて、マニュアルを作成した事例。複数の職員が関わるのではなく、1の職員に限定する。PPEをまとめておき、初動がスムーズに対応できる。罹患された利用者を、家族へ引き渡す際の待機場所をリフトカーにする。(18:56)

④チーム:Nッ3+T(在宅福祉課)『Aさん宅の場合~老老介護から見えるもの~』65歳の高齢者が、配偶者など65歳以上の高齢者を介護している状態の事を、老々介護という。老々介護はお世話してる側に身体的、精神的な負担が掛かり事故や虐待、介護者の健康状態に悪影響を及ぼすことがある。ヘルパー利用のAさん(女性)は、高齢の旦那さんから介護を受けて生活を送ってきた。Aさんは身体が思う様に動かなくなったことから、夫に対しての要求が増える。そのため夫が精神的なストレスを抱えてしまった。二人の関係性をみながら、地域包括支援センターやケアマネージャーと共に介入をおこない、他のサービスに繋げていった事例の紹介。今後も各機関と連携を図りながら利用者の生活を支えていく。(19:08)

  

⑤チーム:CCB(かたくりの園)『めぐり逢い~生きる活力~』人は誰でもいつまでもトイレで排泄をしたい、湯船に浸かりたいと願っている。利用者のTさんは、皮膚が弱く職員が触れただけで内出血や剥離が生じてしまう。また、立位が不安定なためトイレや入浴の際に職員が不安になった。移乗の際の介護を、場面ごとに3パターンに分けて実施。皮膚を保護するために、アームカバーやベッド柵カバー、ドーナツ型ガーゼタオルを手作りした事例。そんなある日、事故が起きてしまった。謝罪する職員に対して、「職員は間違ったことはしていないのに、謝る言葉は聞きたくない。辛い」と言葉をいただく。Tさんは日々「この職員にめぐり逢い幸せだ。めぐり合わなかったら生きていけなかった」と言ってくれます。(19:10)

厳正なる審査の結果

【優秀賞】チーム:going my way 『ドリップ問題の解決方法~住民のためによりよい食事の提供を目指して~』

【最優秀賞】チーム:CCB『めぐり逢い~生きる活力~』

が選ばれました。来年もより内容を充実させて開催します。ありがとうございました。

    

優秀賞:going my way                                                    チーム:CCB

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